【世界史】16世紀のロシア

モスクワ大公国イヴァン4世の時代

1547年:モスクワ大公国のイヴァン4世(雷帝)がツァーリ(皇帝)の称号を正式に採用する。

イヴァン4世

貴族を弾圧し、農奴制を強化して専制政治の基礎を固める。

コサックの首長イェルマークが西シベリアを占領する

⇒そこをイヴァン4世が接収し、ロシアがアジア進出を開始する。

コサック

15世紀頃からロシアの圧政を逃れて南ロシア辺境地帯に住み着いた農民。 

イェルマーク

コサックの首領。イヴァン4世からシベリア開発の許可を得た豪商ストロガノフ家につかえた。

ウラル山脈を越えてシビル=ハン国の首都シビルを占領し、ロシアのシベリア進出を進めた。

ウラル山脈

ロシアを南北に縦断する山脈。

ユーラシア大陸をヨーロッパとアジアに分ける境界線の北側を形成している。

      

シビル=ハン国

キプチャク=ハン国が分裂して成立した国家。

15世紀~16世紀末まで西シベリアを支配した。

1589年:モスクワの大主教が総主教として独立承認される。

16世紀末:イヴァン4世の死後モスクワ大公国では内紛が続き血統が断絶する。

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